海外での経験-シドニーシェアハウス編02 – GROW TREES ENGLISH
海外での経験

海外での経験-シドニーシェアハウス編02

 

前回の続きで、シドニーのシェアハウスでの話を書きたいと思います。

 


(Auburn駅からの眺め)

今回の話は、
私が実際に経験したことを記録、思い出話として書きますが、
お読み頂い方へ、一方的な誤解、誤認識を与えてしまうことを懸念しております。
一つの経験談としてお読み頂けると幸いです。

 

今回のストーリーの主要な登場人物は6人です。

 

ボブマーリーをものすごく崇拝していて、
自分のドレッドヘアーに誇りを持っているオーストラリア人のブライアン。

大学生で、中華料理屋でバイトをしながら、体が細いことがコンプレックスで、
ジムに通っていた人懐っこいバングラディッシュ出身のイシュラック

 


(左からブライアン/自分/イシュラック)

 

そしてフィジー出身の兄弟
しっかり者のお兄ちゃんビシと、能天気で明るい弟のニシ。


(左からニシ、ビシ、イシュラック、自分)

 

一見とてもフレンドリーのように見えるけど、神経質で、
自分に自信を持っているインド出身のソヘイル(写真なし)

 

そして自分です。

 

自分が入居した時は、みんないい意味で、
いい距離感を保っていて特に大きな問題はありませんでした。

 

自分はバイトとギターの練習に没頭している毎日だったので、
そこまでみんなと関わる機会が沢山あった訳ではないのですが、
みんな親切で、ギターを朝から弾いていても文句を言うどころか、
「今日の朝弾いてた曲いいね!」とかとても気さくに話しかけてくれ
とても居心地よく過ごすことが出来ていました。

その時録画した曲です。「Think of you」

 

しかし、フィジー出身の兄弟、
ビシとニシが引っ越してきて少しずつ状況が変わっていきました。

 

2人は、人としてもとてもいい兄弟で、フレンドリー。
なのですぐにシェアハウスのみんなと打ち解けていきました。

 

特に、イシュラックとブライアンと仲良くなって夜になると
リビングに集まって4人で仲良く、晩くまで話すようになりました。

 

しかし、それにあまり気を良くしなかったのがインド人のソヘイルでした。

 

本人曰く、昔の仕事の影響で、神経が敏感らしく、
4人の話し声が聞こえてくると寝ることが出来ないとのことでした。

 

最初は我慢してたっぽいのですが、我慢ならず、
4人へ喋り声がうるさいと注意をしました。

 

4人は気を使って、その日以来、庭に出て話すようになりました。

 

しかし、庭からも話し声は少しですが部屋の中へ聞こえてきます。

 

まー沢山の人と住んでいるシェアハウスなので、
少しの雑音は当たり前なので自分はあまり気にしていませんでした。

 

しかし
ソヘイルのイライラは日に日に増していきます。

そして、「話すことを止めろ!」と、
怒るように4人へ注意するようになりました。

 

しかし
4人は悪気がある訳でもなく、笑ってあしらっていました。

 

そこから一気にソヘイルの、4人への敵意が露わになっていきました。

 

矛先は、特にオーストラリア人のブライアンへ。

 

ソヘイルは自分がインド人だから、
オーストラリア人のブライアンは自分を見下していると言うようになりました。
(Love&Peaceを哲学としているブライアンだったので、
そんなことは全くと言っていいほど無かったのですが。)

 

自分のサンダルが無くなった時は、ブライアンが盗んだと言ったり、
4人が話している時、自分の悪口を言われていると思い、急に部屋から飛び出してきて怒るように怒ったり。

 

このようなことは、多分日本人同士でも起こり得ることでもあると思うのですが、
その背景にはソヘイルが受けてきた差別の経験も影響しているように感じました。

 

そんな日々の中、キッチンに置いてあるものが少しずつ無くなっていきました。

 

例えば、スプーンだったり、コップだったり。お皿だったり。
自分のものも無くなった気がするのですが、何が無くなったか覚えていませんが。

その犯人と疑われたのが、何故か入居したばかりのアフリカ人のおじさんでした。

 

名前が思い出せないのですが、とっても温かい雰囲気の人で、
日本製のカメラを持っていて日本はすごいよ!っていつも話してくれていたのですが、
疑いをかけられたおじさんは気がつくと退去していました。

 

しかし、無くなったコップたちは、ソヘイルが使っていた棚に隠されていたのでした。

 

もうここら辺から、何がなんだか意味がわからなくなっていきました。

 

ブライアンたち4人は、
ソヘイルに呆れてもう関わらないようにと距離を置くようになりました。

 

自分は、なんだかんだで自分の生活をしていたので、
4人ともソヘイルとも上手くやれていました。

そこから特に大きなことが起こらず日々が過ぎていったある日。

 

ブライアン、イシュラック、ビシ、ニシに対して
”退去通知”が渡されました。

 

オーナーの従兄弟が引っ越してくるから、
住んでいる人は退去してほしいという内容のものでした。

 

それをイシュラックに聞いて、私にも退去通知がくるのかぁと思っていたら
一向に退去通知は来ません。

そうです。

 

4人だけに退去通知が渡されていたのです。従兄弟が引っ越してくると言うは嘘でした。
そして、それはオーナーとソヘイルが2人で考えたものでした。

 

オーナーも実はインドの出身の方でした。

 

2人の企みとわかったきっかけは、
電話でオーナーとソヘイルがヒンディー語で話している内容を、
ヒンディー語が分かるイシュラックが聞いたからでした。

 

それを知った4人は怒りました。
(怒りで壁を蹴ってシェアハウスの壁に穴を開けたりと、このときはかなり緊迫していました。
なんか本当に映画というか現実にこんなことがあるのかぁという感じで見ていましたが。)

 

でも、こんな汚いところはこっちから願い下げだと、
4人はネットで新居を探し始めました。

 

そんな矢先、使えていたインターネットが使えなくなりました。

 

回線の不具合で今は使えないとオーナーから連絡が来ました。
4人はとても困っていました。

 

しかし、

その夜、オーナーから1通のメールが来ました。

 

「Shigeo、お前はいいやつだから、インターネットを使いたかったら新しいパスワードをソヘイルから聞け」

と言うものでした。

 

「どう言うこと??」

 

そうです。

 

4人がインターネットを使えないように、オーナーがパスワードを変更していたのです。

 

いいやつ=「問題を起こさないやつ」ってことだとう思うのですが。

 

もう訳がわかりません。。。

 

その夜、ソヘイルからパスワードを聞いて、4人へそのまま教えました。

 

ここら辺から、人間不信になったのは言うまでもなく、
自分もそこを離れるいい機会と思い、
シドニーから、メルボルンへ移ることを決心しました。

 

この経験で、たまたま、この2人がこう言う人だったのかもしれないのですが、
インド代表みたいに自分の中に印象付けられてしまったのは言うまでもありません。
(いい人もいっぱいいると思うのですが。)

 

でも、この経験をしたことによって、他の国の人と接する時、
自分のとった行動が、その人にとっての「日本人の印象」を決めることを知りました。

 

どんなときも海外にいるときは、
日本代表として行動することが大切だと感じました。

 

長くなってしまいましたが、個々で見ると絶対そうと
決めつけることはできないにしても、人はわかりやすくするために、
人、物を分類する生き物です。

 

自分の行動が他にも影響を与えることを、
肝に銘じながら生活していくとは大切だと思っています。

 

なんかこう書くとあの頃の記憶が蘇ってきて面白いです。
ちなみにこれは全て実話です笑

 

本日もお読み頂き有難うございました。

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